桜の季節が終わったら、太陽の光がまたぐっと強さを増した感じ。

通勤時、早朝の光の中を歩いていると、
足踏みしていた季節がハッキリと次の段階へ進んだことを身体で感じます。

いつもの道を進んでいくと、緑の中に、春なのにきれいな赤の紅葉が。
調べたら、そういう品種もあるそうですね。


もう少し進むと、いつも見上げる枝垂れ桜。
少し花は落ちてきたけど、息が長いな。
もう10日以上、華やかな姿を楽しませてくれています。
もう、2週間前の艶やかさはないけれど、
若葉に彩られながら咲いている姿に、また違った清々しい美しさを感じます。


植物にレンズを向けていると、
毎日飽きずに庭や家の周りの木々や花や雑草を訪ね歩いていた
幼い頃の感じを、ふと思い出しました。

その時、夢中になって探して、追っていたのは…
「勢い」のようなものだったのかもしれないな。


今までそこになかったものが出現したり、
昨日よりも明らかに伸びたり、むくむくと増えたり、
花が咲いたり、
季節は、刻一刻、すごいスピードで進んでいく。


あの頃は、物自体を愛でる、というよりも、
植物や、土や、光や、
あらゆるものが渾然一体となって発散するエネルギーの
「勢い」みたいなものの中に身を置くことが
ただひたすら面白くて、気持ちよかったんだなって。

50歳を過ぎてから、遠く昔の幼い頃について
「ああ、こんな感じだったんだな」と再発見するような、
今までにないような感覚に襲われることが頻繁にあります。

50年あまり人間として生きる時間を重ねて初めて、
まだ「言葉」を持たなかった、より「自然」に近かった未分化な存在の時代のことを
少しずつ言葉で言い表すことができ始めるのかな。

感覚の記憶を言葉に落としていくための準備期間が満了したということ?!

これからは、新たに過去に出会いながら、
再会を喜び合う詩(うた)を、紡げるようになっていけるのかも。

そんな風に思うと、これからがすごく楽しみです✨😊