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2013年から、ご依頼いただいているお客様(の関係者の方)から、この五年間のご様子の変化についてお寄せいただきました。

 

これまでの経緯

 「エコノミー症候群」という言葉を耳にしたことがあると思います。

長時間同じ姿勢で座っていると血管が圧迫されて血栓ができ、それが原因となって障害が起こるトラブルです。

これと同様に、毎日同じ姿勢で足の付け根を圧迫され続けることが原因で足に血液が廻り難くなり、

血管が通りやすい場所へとバイパスを作ってしまう現象が起こりました。

専門的には「脊髄硬膜動静脈洩(せきずいこうまくどうじょうみゃくろう)」と言うそうです。

 

 いきなり足の力が抜けて転倒などを繰り返し、徐々に足の神経が麻痺して歩けなくなってしまうのです。

一度死んでしまった神経は元には戻りません。

足の先から壊死するのを待つという、過酷な運命を背負うことになりました。

 

幸い人間の身体には再生能力も残っています。

まだ死んでいない組織に新たな神経を延ばして蘇らせるという希望もありました。

ただ、それには辛いリハビリをしなくてはなりません。

スポーツ選手並みのトレーニングができるほど気力も体力もない高齢者には、無理な注文であることは言うまでもありません。

 

何かできないものかとワラをも掴む思いで方法を探していたところ、

偶然にも声を掛けてくれたのが村田さんでした。

 

施術を受けて

 既に人間の足とは思えない変わり果てた状態でしたが、

熱心な足浴を経て長時間の丹念なケアを受けると、「薄皮を剥がすように」とは正にこのことかと思われるほど、

ゆっくりではありますが、着実に表面が綺麗になり、

2倍以上の厚さに浮腫んでいたギブスのような形状の足は、

次第に元の人間のそれに戻ってきているではありませんか。

 

身内の私でも思わず嫌悪感を催してしまうような状態の足でしたが、

全く嫌な顔ひとつ見せずに懸命に施療してくれる彼女の姿には、本当に驚かされたものです。

 

 施術を始めてから僅か数カ月で、彼の足は、誰の目にも正常に映るほど、

すっかり元のような状態に戻ってきました。

 

歩行が困難になってからは、長い間なにもせずに寝ていた為か、

時々、同じことを何度も云う、周囲のことが判らなくなり始めるなどの

症状がみられることもありましたが、

施術を受けるようになって、毎回全身の血流が促進されることによって、

頭の方も、どんどんハッキリしてくるようでした。

 

 

五年という月日を経て

 週に一度というペースで来て頂き、気が付けば既に5年が経過していました。

 

毎回「急激な変化」が起こるわけではありませんが、続けて施術を受けているうちに、

「今日はよく足が上がる」「いつの間にか髪の毛が黒い」 「そう云えば同じことを繰り返さなくなっている」「今日は肌の艶がよい」など、

周りにいて、日常的に姿を目にしている私自身の目にも

「どんどん時が逆戻りしている いや、若返っているのかな…!?」 

感じることが増えてきました。

 

 とくに最近では「寝返りができるようになる」「お尻を浮かして横に移動できる」など、

いつの間にか、どんどん必要な筋力がついてきていて、

自分の躰を自由に動かすことすら難しく「落胆」していた当時の状態がまるで嘘のように、

健康な人の何気ない動作を、自然にこなせるまでになっていたのです。

 

加えて云えば、便秘がちだった体質も変化し、食欲もでて、

「快食」「快眠」「快便」と、健康をも取り戻してきました。

 

 できることが当たり前と思っている「ヒトの身体」。

できなくなって初めて不自由さを感じるものです。

 

病気になって初めて健康の有難さを知るのと同様、

私たちが健康で自由に躰を動かせることは「自身の力」であると同時に、

それを失った時には、「引き出してくれる力」が必要なのだと感じました。

 

長期間の施術はいつしか習慣となっていましたが、

過去を顧み、改めて感謝の気持ちを新たにする想いです。

 

201871日 

 

今年(2018年4月)。