アロンネスー独り在ること(「星の王子さま」の挿絵から)

最近また、この絵がずっと気になっていました。

数年前、荻窪のパン屋さんのイートインの壁に似たような絵が掛かっていて「あ、これは<星の王子さま>かな?」と思ったことがあり、それ以来、時々発作的に見たくなることが。

「星の王子さま」はフランス語のペーパーバックを持っていたはずですが、この絵が猛烈に気になり出したのはこの1月、「全出し」レベルの断捨離が始まってしまった後で、どこに埋もれてしまったのか全くわからず…。

なかなか見つからないことに業を煮やし、ついに日本語版を買ってしまいました。

偶然、それはサン・テグジュペリ自身が描いた米オリジナル版そのままの絵が載せられているという、著者の生誕100年を記念し作られた復刻版。とてもきれいな本で、ラッキーでした😊

本当に久しぶりに読み直した「星の王子さま」は、まるで初めて読む物語のような気がしました。

初めて読んだのは、たぶん、小学生低学年の頃。

幼い私が覚えていたのは「象を飲み込んだウワバミ」の絵と、「バオバブ」の話と、数々の可愛らしい挿絵だけ。

物語の内容については、ほとんど何も理解していなかったかも。

ベッドに寝転がりながら、あらためてその物語を丁寧に追って行ったら、どこもかしこも全てがあまりにも素直に心に染み込んできて、何度も自然に涙が頰をつたいました。

「こういうお話だったのか!」

 

高校生の頃でしょうか、「砂漠」に強く憧れていたことがあります。

砂漠の砂の上に一人寝転がって空を見上げたら、きっとものすごい幸福感に満たされることだろう!って思って、

それはきっと「全世界、全宇宙に抱かれる感じ」なんじゃないかな?って、

一人で想像して、ワクワクしていた。

そんな感覚を実際に体感してみたくて、サハラ砂漠→アフリカに行こう→大学でフランス語学科にしよう、という展開になったのかな。

この「王子さまが、この地球の上に姿を見せて、それからまた、姿を消した」場所の絵を思い出して、強く惹かれたのは、

「全体性」に繋がる「アロンネス(独りあること)」を、幼い頃から無意識のうちにそこに見出していたからかもしれないな、なんて思って、

時を超える感覚に、しみじみ…、していたら、

立ち上ってくるドクダミの香り…。

二階のベランダから見下ろしたら、

私の「おじさま」(パートナー)が、ボーボーになっていた庭の草刈りをしていました😊

「おじさま」と「花」🌹